ホームページ更新日誌2013.01.10より
捜してみるもんだ。
リチャード・ライトが自作に主演した『 Native Son 』1951 を発見したのである。
残念ながら、全編ではなくて、5分ほどのパーツに限られるけれど。
ライトは、共同シナリオと主演を担当。
黒人青年一家の貧しい暮らしから始まる導入部と、逃亡するビガーが警官隊に追いつめられるシーンと。
わずかではあるが、主人公に扮した作家のすがたに、深い感慨をおぼえた。
とくに逃亡シーンは、キャグニーの『ホワイト・ヒート』を想起させるような効果で迫ってきた。
86年のリメイク作『ネイティブ・サン』でも、逃亡シーンの特別の工夫がこらされていたことを思い出す。
そのうち、奇特な方が、フル・ムーヴィーをアップしてくれるだろうか。