ブラックシネマ

モーガン・フリーマン

『許されざる者』93年4月24日土曜


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『セブン』96年2月1日木曜

フリーマンは遅咲きのスターとして知られる。

けれど、咲いてからも、作品に恵まれているとは決していえないような。

『セブン』がいい例だし、その後も『コレクター』とか『スパイダー』とか、どうでもいいような同工異曲のサイコものが続いた。果ては、 『ドリームキャッチャー』みたいなサイコ軍人役になる。

こういうのは、まあ、一口にいってしまえば、白人スターの代用だ。

『ボーン・コレクター』の四肢麻痺探偵と介護士コンビがデンゼル・ワシントンとクイーン・ラティファに置き換えられてしまったのと同じ。
原作の設定の白人を黒人に変えるという「暴挙」だ。
同様の例が、 『ノー・グッド・シングス』 。
これはハメットの探偵役をサミュエル・L・ジャクソンが演じて、びっくりさせられた。

『ボーン・コレクター』は、主役はいいとこなしだったけれど、ラティファとアンジェリーナ・ジョリーが大変身の大ブレイク。
原作をボロクソの電気紙芝居に変えちゃいながら、じつに不思議な作品だった。
あの、アンジョリがねー、って見直したもんだが……。

はてさて。モーガン・フリーマンのことだった。

やはり『ドライビング miss デイジー』の当たり役と。


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『許されざる者』の、老いた賞金稼ぎ、引き金を引けなくなった凄腕のライフルマンと。
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この二本に尽きるか。
おっと、『ミリオンダラー・ベイビー』を忘れてはいけない。
あの穴だらけの靴下。
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そうだ。『ラストベガス』 を、まだ観てなかった。

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