ローレンス(ラリー)・フィッシュバーン
黒人トップスターの第二段階の試練は、 『リーサル・ウェポン』シリーズのダニー・グローバーがいい例だが、白人スターとコンビを組んだオバカなバディ・ムーヴィーで一般的な認知を受けることだった。
ブラック・ナショナリズムはそこで、ティシュペーパーのようにもみくちゃにされるというわけだ。
フィッシュバーンの場合、それは遅れて『マトリックス』シリーズに集中して起こってきた。
『オセロ』は大きな期待作だったのだが。
何が悪かったとも指摘は難しい。
初めてオセロ役を演じうる演技派黒人スターに加えて、ケネス・ブラナーのイアーゴー役。
こちらの鑑賞力がおよばなかった、ということにしておこう。
やはり、最近のものは「……」だな。
アイス・キューブの『ライド・アロング』に登場してきた肥満ぶりには目を疑った。
笑うに笑えず。
往年のマーロン・ブランドか、はたまたルトガー・ハウアーか、あるいは格闘技時代の曙太郎か。
マッツ・ミケルセンのハンニバル・レクターによるTVシリーズ『ハンニバル』では宿敵のFBI捜査官役。
これは、べつに観たくもないね。
どこかで予告篇をチラ観した『Standoff』に期待しておく。