ボブ・ラフェルソン『ノー・グッド・シングス』 02年製作
原作はダシール・ハメット「ターク通りの家」。
オー・ノー・グッド、というしかないな。
ハメット独特の不条理感は、このような映画化をこうむることそれ自体の不条理さに換骨奪胎され……。
ってな、意味定かならぬ感想を綴らせる結果になるわけだよ。
ノー・グッド。
コンチネンタル・オプの役をサミュエル・L・ジャクソン。これだけでもびっくり。
ファム・ファタールにミラ・ジョヴォヴィッチは、まあいいとして。
黄色い男に扮したステラン・スカルスガルドの低調さにはがっかりした。
この俳優は『エクソシスト・ビギニング』でやっと真価を見せてくれた。
とにかく国際色豊かな配役はハメット精神にふさわしいものなのだが。
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