ウォルター・ヒル『トレスパス』92年製作
1993年4月28日水曜 公開直前の試写
正確にいうとブラックシネマではない。
観ようによっては「黒人は劣等人種だから」銃器のあつかいも知らん、という問題あるサベツ映画だ。
圧倒的な火器と人員を持って包囲しながら、たった二人の白人にやっつけられてしまう。
むかしの西部劇の「インディアン」と同じだ。
設定も展開も切れ味もほとんどムナシイけれど、出てくる黒人俳優の存在感が凄い。
主役じゃなくて脇役のほう。それだけでも価値ある。
監督の手腕は関係なかった。
アイス・キューブ アイス・T
二大ギャングスター・ラッパーの激突も、この筋立てじゃ生きない。
ギャングがギャングの役を演じても似合わん。ってわけでもないが。
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